終了いたしました。
多数の方にご来場いただき、誠にありがとうございました。
毎年、春の「花影会」では「翁附」の上演をしています。翁、脇能(今回は「鶴亀」)、脇狂言(今回は「夷大黒」)を一式とし、敢えて休憩なしで行い、翁から続く見どころ満載の一式で、例年開催は僅かで稀少な「翁附」をたっぷりとお楽しみいただけます。
また、もう一番の能は、春の名曲「隅田川」を、近年の上演傾向としては珍しく、敢えて子方なしの形式で行います。
二十六世観世宗家のご嫡男・観世三郎太様に風雅な「忠度」の舞囃子をお願い申し上げ、山本東次郎氏には珍しい脇狂言の「夷大黒」を上演していただきます。能のシテの岡久広と武田志房は従兄弟関係にあり、75歳になる久広氏は、翁と鶴亀のシテの双方を勤める大役で、82歳になる志房は、令和2年秋の「卒都婆小町」以来、3年半ぶりに本会にてシテを勤めます。
長きにわたり、私ども花影会を支えてくださった観世御宗家をはじめとして、御縁の深い能楽師の方々にご参集いただき、和やかな春の一日をご堪能いただける番組となりました。発会から45年を迎える本会の節目をお楽しみいただけましたら幸いです。
◆公演当日、お客様に差し上げるパンフレットの解説です◆
*本データの一部抜粋、転載、転用、印刷は、固くお断り申し上げます。
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