公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団

曲目:「熊野」武田友志
能面:孫次郎(孫一)
能装束:紅白段檜垣秋草唐織(元禄時代)ほか
扇:鬘扇
©長谷良樹

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第50回記念 花影会(令和3年10月30日) 虫干し(令和3年8月10日〜12日)

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2021.06.21
弊財団事務所の営業について
2021.04.23
武田修能館へご来場の皆様へ(感染防止対策について)
2021.03.01
理事長挨拶を更新いたしました。

桜の花が満開になり、春らしくなってまいりました。
しかしながら気候とは違い、人々の心は晴れることが少ない日々が続いています。

新型コロナウイルス感染症につき、能楽界も未だ影響が大きく、公演の中止や縮小が相次いでおります。

ただ、能は公演の性質上、客席でお客様がお話しされることはなく、皆様のマナーも良く、お陰様で今のところ日本中の能楽公演でお一人の感染者も出ていないと思います。

心が沈む時には、能、狂言をご覧になり、涙を流し、笑い、美しさを感じ、感動し、共感し、明るい気持ちになって頂きたいと願っています。現在は、映像配信もありますが、ぜひ能楽堂にお運び頂き、生の舞台でしか感じられない魅力である、能楽師の息遣いや生き様を、空気感を共有していただければと思います。

4月18日、5月30日の花影会では共に「翁」がございます。翁は天下泰平、国土安穏を祈念する曲であり、何よりも清々しい空気を感じて頂けると思います。能は難解だと思われがちですが、無音の時間、何もない空間に、お一人お一人がご自身の世界を想像し、ご自身と向き合いながらお楽しみ頂く芸能です。そのお手伝いとして、分かり易い解説を掲載した当日パンフレットや音声ガイドもご用意しておりますので、お運び頂ければ幸甚です。

明るい夏の訪れを信じて、皆様が少しでも心穏やかにお過ごしになれますよう、心よりお祈り申し上げます。

清水友志
令和3年3月
公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団
理事長 清水 友志
(芸名 武田 友志)
左から「花筐」「鷺」「関寺小町」

 故 武田太加志は、能楽の興隆のために誠心誠意尽くした昭和時代の能楽師の一人といえます。その功績のなかでも、能楽師の手元から離れていた貴重な能面、能装束を生涯かけて収集し、現存する約200曲の演目に足りるものを保有したことは、能の将来に明るい広がりを与えました。
 また、故人は「いつでも自由に芸の研鑽を積める環境」を理想として掲げ、その修練の場として昭和51年 武田修能館を再建し、以後 多くの門下が稽古場として活用しています。
 昭和60年の太加志没後、その嫡男である志房は、故人の遺した財産を維持継承しながら、新たな面装束の製作を続けて更なる充実に努めました。
 そして志房は、これからの能の将来を見据えて、「父の遺した偉大な志と財産は、能楽の世界でこそ生きる」と確信し、平成28年11月1日、長男 友志と共に弊財団を設立、私財であった能面、能装束等と武田修能館の全てを弊財団へ寄付しました。
 このたび 弊財団は、内閣総理大臣より公益財団法人として認定をいただきました。今後は、所蔵する財産を能楽界の公財としてご活用いただきながら、斯界のみならず、我が国の文化芸術の振興に寄与できますよう、積極的な活動に努めて参ります。

 
平成29年8月1日
公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団