公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団

曲目:「能野」武田友志
能面:孫次郎(孫一)
能装束:紅白段檜垣秋草唐織(元禄時代)ほか
扇:鬘扇
©長谷良樹
2017.11.04
「花影会」を盛況にて終了いたしました
2017.11.01
新年度にあたり理事長挨拶を更新しました
2017.11.01
12/2「能3(のうさん)」受付開始しました
2017.08.01
公益財団法人として認定をいただきました
2017.03.10
ホームページ開設しました。
 

理事長挨拶


 弊財団は、設立から1年の時が流れ、お陰様で本日、2年目を迎えることができました。昨年の今日、理事長という身に余る重責を拝命してから、これまでの人生で一番激動の年を過ごしました。
 最重要の使命である、能面のうめん能装束のうしょうぞく・武田修能館の適切な使用及び維持管理をはじめとし、私の生家である武田修能館にて行う新たな能の催し「能1」「能2」を始め、文化庁委託の教員研修、小中学生への授業、被災地への慰問活動など、沢山の新規事業を行い、役員一同、その運営に奔走してまいりました。
 そして、数えきれない多くの方々からのご支援、ご後援、親身なご協力を賜わり、8月1日には、異例の速さで内閣総理大臣より公益認定を受けました。弊財団を代表し、この場をお借りして、改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
 今後も弊財団は能楽に限らず、日本の文化を、より多くの方へお伝えする活動に尽力し、皆が笑顔でいられるような世界を作るべく、努める所存でございます。
 弊財団の主催事業、及び後援事業ともに、幅広い催しがございます。我々能楽師は、全ての催しに対して、それぞれの精一杯で舞台に臨んでおります。是非お運び頂けますれば幸甚です。

 そして、今まで以上に、我が国の芸術文化振興に尽力し、私どもの公共の財産を次世代へ継承するよう努めて参ります。

 はじめての新年度にあたり、全身全霊で精進することをお約束申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。今後共御支援を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

清水友志
平成29年11月1日
公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団
理事長 清水 友志ともゆき
芸名 武田友志

左から「花筐」「鷺」「関寺小町」

 故 武田太加志は、能楽の興隆のために誠心誠意尽くした昭和時代の能楽師の一人といえます。その功績のなかでも、能楽師の手元から離れていた貴重な能面、能装束を生涯かけて収集し、現存する約200曲の演目に足りるものを保有したことは、能の将来に明るい広がりを与えました。
 また、故人は「いつでも自由に芸の研鑽を積める環境」を理想として掲げ、その修練の場として昭和51年 武田修能館を再建し、以後 多くの門下が稽古場として活用しています。
 昭和60年の太加志没後、その嫡男である志房は、故人の遺した財産を維持継承しながら、新たな面装束の製作を続けて更なる充実に努めました。
 そして志房は、これからの能の将来を見据えて、「父の遺した偉大な志と財産は、能楽の世界でこそ生きる」と確信し、平成28年11月1日、長男 友志と共に弊財団を設立、私財であった能面、能装束等と武田修能館の全てを弊財団へ寄付しました。
 このたび 弊財団は、内閣総理大臣より公益財団法人として認定をいただきました。今後は、所蔵する財産を能楽界の公財としてご活用いただきながら、斯界のみならず、我が国の文化芸術の振興に寄与できますよう、積極的な活動に努めて参ります。

 
平成29年8月1日
公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団