公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団

曲目:「熊野」武田友志
能面:孫次郎(孫一)
能装束:紅白段檜垣秋草唐織(元禄時代)ほか
扇:鬘扇
©長谷良樹

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2021.02.17
「第49回花影会」SS席は完売いたしました。
2021.02.02
「第47回 花影会」のお申し込みを再開いたしました。
2021.01.12
【重要】「第47回 花影会」再延期についてのご案内
2021.01.01
新年のご挨拶を更新いたしました。
2020.07.31
【重要】武田修能館へご来場の皆様へ(感染防止対策について)

新年明けましておめでとうございます。

世界中が実態と先の見えない恐怖や不安にさらされ続けて、1年になろうとしています。旧年中はこのような事態にもかかわらず、能楽界、弊財団にお力添えを賜り、衷心より御礼申し上げます。

この度の危機は、世界が本当の意味で一つになるようにとの、天からの啓示と考えるようになりました。世界中の方々が生活の変化を求められ、能楽の世界でも春から夏にかけて公演の中止が相次ぎ、それと同時に、今まではほとんどなかったWEB配信も一気に進みました。

私個人といたしましても、生活や行動、考え方の大きな転機を迎えた年でした。その中で、能楽師として、財団理事長として、一人の人間として、何が出来るのかを考えました。

現状では公演のご案内をさせて頂くのも憚られる状況になってまいりましたが、公演を行うことが出来ると信じ、能楽師として稽古を積み、出来る限りの準備を行っております。

能にとどまらず、演劇や音楽は涙を流し、笑い、感動し、共感し、心の豊かさや安定を得られる素晴らしいものです。中でも能は、無音の時間、何もない空間に、お一人お一人がご自身の世界を想像し、ご自身と向き合いながらお楽しみ頂く芸能です。ご自身でも謡を謡われたり、舞台をご覧になったりする事で、寿福増長の心で、明るい未来を描いて頂ければ幸甚です。

弊財団といたしましては、1月4の謡初よりスタートし、障がいのある方向けの公演、聾・盲学校や被災地での講座なども行わせて頂く予定となっており、能を通じて社会にお返ししたいと考えています。

また私事ではございますが、2月20日の「第47回 花影会」にて中学3年生の長男・章志が、大人としての第一歩である、初面(初めて能面をかけること)を勤めます。

息子たち世代の若手が能を継承してくれるような世界にする為、全身全霊をかけて精進し、能楽の世界を継承してまいります。

皆様やご家族様のお身体、お心の御健勝を祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。

清水友志
令和3年1月
公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団
理事長 清水 友志
(芸名 武田 友志)
左から「花筐」「鷺」「関寺小町」

 故 武田太加志は、能楽の興隆のために誠心誠意尽くした昭和時代の能楽師の一人といえます。その功績のなかでも、能楽師の手元から離れていた貴重な能面、能装束を生涯かけて収集し、現存する約200曲の演目に足りるものを保有したことは、能の将来に明るい広がりを与えました。
 また、故人は「いつでも自由に芸の研鑽を積める環境」を理想として掲げ、その修練の場として昭和51年 武田修能館を再建し、以後 多くの門下が稽古場として活用しています。
 昭和60年の太加志没後、その嫡男である志房は、故人の遺した財産を維持継承しながら、新たな面装束の製作を続けて更なる充実に努めました。
 そして志房は、これからの能の将来を見据えて、「父の遺した偉大な志と財産は、能楽の世界でこそ生きる」と確信し、平成28年11月1日、長男 友志と共に弊財団を設立、私財であった能面、能装束等と武田修能館の全てを弊財団へ寄付しました。
 このたび 弊財団は、内閣総理大臣より公益財団法人として認定をいただきました。今後は、所蔵する財産を能楽界の公財としてご活用いただきながら、斯界のみならず、我が国の文化芸術の振興に寄与できますよう、積極的な活動に努めて参ります。

 
平成29年8月1日
公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団