公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団

武田太加志記念能楽振興財団

能を…観る?知る?習う?


文の会


〈第10回記念 文の会〉
 
 観世能楽堂が銀座の地に移転した年に旗揚げさせて頂きました当会も、あっという間に第十回目の記念公演を迎える事となりました。今回は屈指の人気演目「安宅」を〈酌掛〉の小書を付けて勤めさせて頂きます。思えば十三年前の十月十九日、年男の誕生日その日に慢性骨髄性白血病が発覚し、多くの方々にご心配を頂きましたが、幸運にも特効薬に助けられ、発覚から僅か四十日程で安宅を披かせて頂きました。その後もお蔭様にて病気の影響はなく、多くの皆様に支えて頂きながら、現在に至るまで元気に日々を過ごす事が出来ております。今回は当時以来の再演となり、深い感謝の思いは積もるばかりです。
 また今回はサブタイトルの通り、全体として《義経の生涯》を意識した番組立てと致しました。初番には甥の章志(兄友志長男21歳)に、能「熊坂」を勤めさせます。本曲には役として義経は登場致しませんが、牛若丸(義経の少年時代)に退治された盗賊・熊坂長範を描いた演目で、後場での長刀を使う活劇が大きな見所となります。まだまだ駆け出しの粗削りではございますが、精一杯稽古を重ね、心身の鍛錬をして挑んでくれる事と期待しております。
 珍しい狂言「弦師」を野村萬斎氏に、これは能「橋弁慶」の替間狂言としても演じられる演目です。〈牛若と弁慶が出会う直前〉という設定の短い演目ですが、きっと面白く御覧頂ける事と存じます。続いて齢84となる父・志房には、その「橋弁慶」を素謡(謡のみで表現する上演形態)にて願いました。坂井音雅氏の仕舞「屋島」は義経の幽霊、兄友志の「船弁慶」は、落ち延びて行く義経との別れの舞を舞う、静御前の舞。
 壮絶な人生を送った老武者「実盛」を御宗家に、また御嫡男三郎太様には平知盛の最期を描いた珍しい仕舞「碇潜」をお願い致しました。
また会の冒頭、6月で4歳になりました娘・理沙には仕舞「七騎落」を致させます。私とは年齢も離れておりますが、お蔭様ですくすく育っており、私共々、是非皆様に見守って頂けますと幸いに存じます。
今回も能楽を通じて様々な「心の文(手紙)」が通い合い、皆様に元気になって頂ける様、鋭意準備を進めつつ、皆々様のご来場をお待ち申し上げております。当日は是非オシャレ(お着物大歓迎)をして銀座の街へお出掛け下さい‼
 
日  時 令和8年 12月5日(土)開演 13:30/開場12:50(終了予定17:00)
 
会  場 二十五世観世左近記念 観世能楽堂
      東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 地下3階
      http://kanze.net/publics/index/267/
 
お申し込み
 
Confetti[カンフェティ]
 

11月14日(土) 能楽講座詳細「安宅」「熊坂」はこちら!

 
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