公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団

能面、能装束等について 鬼扇
©長谷良樹

能面、能装束等について


能面、能装束等について

弊財団では、現在、能楽に必要な次のものを保有しております。
 
能面のうめん 114点
能装束のうしょうぞく 338点
能楽小物道具のうがくこものどうぐ等 315点
 
これらのものは全て能楽師が能楽の公演で実際に使用するものです。
また、能楽師が公演に向けた稽古で使用することもあります。
 
能装束は、洗ったり、買い替えたりはしません。
使ったものを陰干かげぼしし、ほつれた箇所などは手作業で修繕し、
永い間、能楽師が自ら手入れをしながら大切に使い、代々引き継がれてゆきます。
 
能面も能装束と同じように使ったあとに干します。
もし、能面に汗染みや傷がついてしまった場合には能面師のうめんしに修復を依頼します。
 
年に一度は、全ての所蔵品を出して一斉に干す「虫干しむしぼし」を行っています。
 
また弊財団では、年に数回、所蔵する能面・能装束等を一般の方に公開し、
能楽師が専門的な解説を行う事業の実施を予定しております。