終了いたしました。
多数の方にご参加いただき、ありがとうございました。
「翁」と「白鬚」のシテ片山九郎右衛門氏は、
能楽師として円熟期の第一人者であり、
その美しく魅力あふれる芸を充分にご堪能いただける二番です。
翁附の脇狂言として稀有な「福部の神」は、
斯界でも初見の者が多いほどの遠い(珍しい)演目で、
人間国宝・山本東次郎氏が至高の芸をお届けします。
「鷺」は、「関寺小町」「檜垣」「姨捨」と並ぶほどの秘曲で、
非常に清純なシテで、能の他の曲にはない特殊な舞には清らかさも求められます。
シテの年齢も、元服前か還暦過ぎの者しか勤められず、
73歳になる武田宗和も初演の貴重な一番となります。
仕舞の二番は、京都を本拠地に東京でも活躍する、
人気と実力を備えた味方玄氏、分林道治氏の両名に華を添えていただきます。
50回を超えた花影会の、ご期待に沿える充実の一日をお楽しみください。